先進諸国の高齢化率を比較してみると、我が国は昭55(1980)年代までは下位、平成2(1990)年代にはほぼ中位でしたが、平成17(2005)年には最も高い水準となり、今後も高水準が続くと見込まれています。
医学・薬学の進歩により長寿社会となっているのです。
それに伴いペットいわゆる愛玩動物も長生きしている状況で、まさに家族の一員となっています。また、最近では⽝より鳴き声が小さく、室内飼育などに手間のかからないなどで、猫との暮らしをチョイスする人々も増えて来ています。2016年以降は犬より猫の飼育が増えています。
現在、テレワークの導入で働き方も変化し在宅で過ごす時間が増えて、ペットと暮らしはじめる人々も増加しています。その一方で、飼育知識のないままで飼いはじめ、なかなか世話ができず、飼育放棄される事例も出てきているようです。こうした悲劇をなくすためにも、適正飼養を広く正しく理解普及させることが必要になっています。